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東海自治体問題研究所 2016現地に学ぶツア−レポート

現地に学ぶツア−

2016現地に学ぶツア−レポート


大高緑地公園を歩こう!
2016現地に学ぶシリーズ−

 愛知県は、平成27年10月15日に「大高緑地における民間活力を活用した新たな公園施設について」を発表しました。
 『県営都市公園では、より多くの方に利用していただけるよう、その魅力向上に取り組んでいます。大高緑地においても、「東海合戦ワールド」を始めとする様々なイベントを開催すること等により、その取り組みを進めているところですが、より一層の魅力向上を図るため、民間のノウハウやユニークなアイデアを活かした新たな公園施設を設置するべく検討、調整を進めてまいりました。このたび、施設の具体的内容が確定し、設置・管理運営を行う事業者と協定を締結しました。』
・施設の内容
  自然体験型恐竜探険アトラクション『ディノアドベンチャーライド名古屋』
  動いて吠える恐竜(実物大模型)を樹林地内に設置し、カートに乗り太古の恐竜の森を探険する探険型アトラクション
  利用料金
    カート (約20分、恐竜約30体)大人 1,300円  中学生以下 900円
    遊歩道 (約20分、恐竜約10体)大人   300円  中学生以下 200円
・事業内容 設置・管理運営は株式会社 エヌエーオー
・事業区域 大高緑地 若草山の西側の樹林地(約3.2ha)
 今後、事業者は都市公園法などの必要な申請を行い、許可を受け、工事着手、平成28年7月頃にオープンの予定です。(愛知県のホームページから)




 東海自治体問題研究所では、現地で活動している「大高緑地を愛する会」の人たちの案内で、大高緑地公園を歩き、みんなの公園とは何かについて考える、「現地に学ぶシリーズ」を3月13日(日)行いました。以下にレポートを掲載します。

 3月13日に11人の参加で「現地に学ぶ・大高緑地を歩こう!」を行いました。
「大高緑地を愛する会」の溝口会長さんらに「恐竜パーク」の建設予定地の大高緑地公園を案内していただきました。
「恐竜パーク」は、愛知県が県営の公園の活性化のために、使用料収入を得るため民間事業者を募集し、有料の民間施設「ディノアドペンチャーライド名占屋」(恐竜パーク)ができることになった。使用料は年開1,000万円程度になる見込み。利用料金は大人1回1,300円/中学生以下1回900円となる予定で、年問利用者は10万人を見込んでいる。
 建設予定地になっているところは、緑豊かな森になっているところであった。樹木の説明や土地の歴史、思い出などを聞きながら樹林の中を歩きました。この森は、大高緑地に遊びに来た人たち、近所の子供から大人までの多くの人たちの散歩、自然観察などに利用されている。この森に、力―卜が走る道路をつくり、恐竜約30体を設置する。当然、樹木は伐採されることになる。伐採しないで残して欲しいと思われる樹木に、自然観察会のグループの人たちが名札をつけていた。予定地には、すでにトラロープが張られ、中へ入れないようになっていた。森の横は、若草山と呼ばれる芝生広場があり、名古屋市街を含め遠方まで見渡すことができる。芝生広場は、多くの子供連れが遊んだりしていた。有料施設のため、白由に出入りはできなくなる。今まで白由に散歩できた場所から県民は追い出されることになる。愛する会をはじめ多くの人たちが、「住民説明会」の開催を要求しましたが、愛知県は、「大高緑地公園は、県のものだから」説明会は必要ないという姿勢を取り続けている。大高緑地公園の樹林の中や、芝生の広揚を白由に散策できる当たり前のことの重要性を感じる日であった。
東海自治体問題研究所所報NO.375 2016年4月10日 発行から転載


 東海自治体問題研究所所報の該当ページは、こちらへ(Pdfファイルがひらきます。)

 



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